障害者控除 エクセル 名前の管理とデータの入力規則

・障害者控除(国税庁HP
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障害者控除の対象となる人は、
①常に精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く状態にある人
②児童相談所、知的障害者更生相談所、精神保健福祉センター、精神保健指定医の判定により、知的障害者と判定された人
③精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の規定により精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人
④身体障害者福祉法の規定により交付を受けた身体障害者手帳に、身体上の障害がある人として記載されている人
⑤精神又は身体に障害のある年齢が満65歳以上の人で、その障害の程度が①、②又は④に掲げる人に準ずるものとして市町村長等や福祉事務所長の認定を受けている人
⑥戦傷病者特別援護法の規定により戦傷病者手帳の交付を受けている人
⑦原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の規定により厚生労働大臣の認定を受けている人
⑧その年の12月31日の現況で引き続き6ヶ月以上にわたって身体の障害により寝たきりの状態で、複雑な介護を必要とする人

障害者控除は、障害者「手帳」などの交付を受けている人を扶養している場合に適用を受けられると考えている方が多いと思います。対象となる人のうち、⑤を見逃している可能性が高いです。

確定申告の際に、大量の医療費の領収書を持ってきて確定申告の相談にいらっしゃる方でお話を伺っていると、「手帳」は持っていないけど、⑤に該当する人を扶養しているのではないかという事例がみられます。実際に市役所に問い合わせをしてもらうと、「障害者控除対象者認定書」の交付を受けることができ、障害者控除の適用を受けることができました。

安曇野市
http://www.city.azumino.nagano.jp/soshiki/23/974.html
http://www.city.azumino.nagano.jp/uploaded/attachment/2392.pdf
どの市町村でも、大概は、同じだと思います。もしかして、と思う方は、ダメもとでも問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

参考Excel
参考、自己責任。

名前の管理とデータの入力規則

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ドロップダウンリストで入力をするときには、名前の管理を使って、名前の定義付けをしておくと便利です。
あとは、ドロップダウンリストで入力させたいセルを選択し、データの入力規則から、リストを選択。
元の値の欄に、先ほど定義した名前を入れるとリストに表示され、選べるようになります。
今回のケースでは、同じブック内なので、INDIRECT関数は必要ないのですが、他のエクセルを参照したいときには、INDIRECT関数を使用しないと、エラーメッセージが出てしまいます。

前回は、扶養控除の中で同居について質問形式で入力させました。障害者控除でも同居について、確認が必要になります。
すると、同居の質問形式だと、2度手間になってしまうので、新たに同居の区分とかを付ける方が効率的になります。参考Excelでは、修正してませんが。
このように、扶養控除、障害者控除・・・と、控除項目を増やしていくと、年末調整ソフトのように、色々リストから選ぶようなものが、エクセルでも同じようなリストが…という感じになってきます。