償却資産申告(固定資産税)

償却資産申告は、事業で使っている資産で、毎年1月1日現在所有する土地及び家屋以外の資産(償却資産)を各市町村に申告をします。

申告期限は、1/31です。直近は、H29.1.31が申告期限になります。

H29.1.1に保有している償却資産は、固定資産税の対象になりますので、今年中に棚卸をして、不要な資産は処分しておきましょう。

計算方法
①前年中に取得した資産(H28中に取得した償却資産)

取得価格×(1-耐用年数に応ずる減価率×1/2)=評価額×税率

H28.1.11に取得しても、H28.12.26に取得しても上記の計算に基づいて計算するため、償却資産申告は、月割で計算しません。

②前年以前より取得した資産(H27以前に取得した償却資産)

前年度における評価額×(1-耐用年数に応ずる減価率)=評価額×税率

固定資産税は、賦課課税方式ですので、実際に評価額や納税額を計算するのは、各市町村です。
納税者(事業をやっている者等)は、保有している償却資産を各市町村に報告します。所得税や法人税などの申告納税方式は、税額計算までを納税者が行います。

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償却資産に必要な情報(資産の種類区分や取得年月日、取得価額、増加事由など)が、記載してあれば、任意の様式でも、問題がない市町村は、結構あります。
基本的には、電子申告という形がベストでしょうが、使っている減価償却システムのデータを加工して申告するという方法もあります。
手書きで書き写しているような方は、各市町村に問い合わせてみるのも良いと思います。

参考:添付エクセル(税額試算用)