相続手続き(戸籍謄本)
7月6日の日本経済新聞に遺産相続手続き簡素化の記事が載っていました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS05H34_V00C16A7MM8000/
内容としては、来春から法務局に相続に必要な書類一式を出すと証明書を発行してもらえるようになり、その証明書を持って金融機関などを回れば、今まで提出していた書類が証明書1枚で済むようになります。
・・・頑張れ、マイナンバー。
新しい制度でも結局、1度は書類を集めなければならず、書類を集めに行ったときに何通も発行してもらわなくて良いってだけな気がします。必要部数を事前に把握しておかなくても良いので気が楽にはなります。
相続の書類の収集で、一番面倒だと思われるのが被相続人の戸籍謄本集めの作業です。被相続人の戸籍謄本は、出生から死亡まですべて集める必要があります。これは、相続人にもれがないか(隠し子がいないか)確認するためです。簡単なようで、結構手間がかかります。お願いをして集めてきてもらう立場ですが、昔の戸籍謄本は手書きで書かれているので崩し字の上手い担当者が書いた場合などなかなか読めずに苦労します。
せっかくのマイナンバーを生かせない。去年、企業様向けにマイナンバーの説明をしていましたが、企業側からすれば手間が増えて面倒以外の何ものでもないという印象が強く、メリットをうまく話せず、四苦八苦してました。相続の手続きなどの面倒な所でメリットが出てこないと、企業・個人事業主は、負担感ばかりで苦しくなりますね。
具体的には、これからでしょうけど、相続税申告の添付書類も証明書で良くなるのだろうか・・・。