社長が知らないITの真相【書籍】
私が社会人になった時から既に当たり前ですが、今やITはビジネスに欠かせない存在です。それでも、小規模事業者の中には、未だに帳簿を手書きしているような方達もいてびっくりこともあります。
しかし、ITも会計分野と同様、専門用語が多くなかなか意思の疎通が図れません。ましてや、会計なんかよりもよっぽどITはすべての人達がそれほど意識することなく当たり前のように使っているからこそ、できて当然なイメージでちょっと使いづらいと文句たらたらです。私もそうですけどw。
この本もある程度、基礎知識を知っておかないと読み進める度になんだっけ?と思って、引っかかってしまうことはありますが、なぜ、システムの移行にコストや手間が膨大にかかるのか。なんで、新しくすることに抵抗があるのか。なぜITが進まないのか。という、様々な問題が何で起こっているのかという事が見えてきます。
「ぼく、オタリーマン」というシステムエンジニアを主人公としたマンガがあるのですが、その本の中でもシステムエンジニアの大変さが伝わってきました。なんとなく、誇張表現かなぁと思ってもいたのですが、システムエンジニア、IT部門の方々の「根性」のおかげでスステムが当たり前のように動いていたんだなぁと痛感しました。「根性」半端ないです。会計事務所の所得税の確定申告時期も大したことないなぁと思えてしまいます。
当たり前のようにシステムが動く、その現状。今、会社を支えているシステム。それを動かし続けることでも大変なのに、プラスして、日々進歩するITも当たり前のように取り入れといわれても、それは、しんどい。日々、新しい発見、開発があってもなかなか変わらない世の中がわかった気がします。というのと、見えていないだけで、裏ではものすごく変わっていることがあるのも事実です。
そういう現状を知ったうえで話をしないとうまいこといかないのは、どこの世界も一緒だけど、やはり苦手意識を持ったりしちゃうと敬遠されるし、コミュニケーションをとるときに気を付けよう。