仮想通貨の集計のすすめ【第15回】~POLONIEX整理編①~
間隔空いてしまいましたが、第15回をやっていきたいと思います。
整理編に関しては、どの取引所もやることは似たような形になるので、Coincheckと今回のPoloniexで終了です。
仮想通貨の集計のすすめ~POLONIEX取引データ編~で取引データをダウンロードしました。
結果、何も修正を加えていない場合、このような状態になっていると思います。
これだと、集計しづらいので、データの組み換えや情報を追加して、整理していきます。
整理編は、基本、Excelの勉強の時間です。
まずは、取引所:約定履歴から。
tradeHistory.csvというような名称でダウンロードされています。
これを開くと、A~K列に値が入っています。
日付は、Coincheckと違ってExcelで日付と認識してもらえるので、そのまま利用することができます。
Poloniexは海外の取引所なので、取引をレート換算する必要がでてきます。
なので、JPYレートを参照するときに時間も入っていると参照しづらいので、INT関数を使って、時間を取り除きます。
あとは、Marketを分けて、それぞれの情報を入れていきます。
Marketの/より左側と右側に分ける方法ですが、Left関数を使います。
Left関数は、指定したセルの値を左から〇〇文字、取り出すことができる関数です。
Left(B2,3)でB2のセルの値3文字を取り出すと、ETHです。
しかし、常に3文字とは限らないので、FIND関数を併用します。
FIND関数は、指定したセルの値の中に検索したい文字列が〇文字目にあるかを調べる関数です。
FIND(“/”,B2,1)とした場合、B2で検索した「/」が一番初めに登場するのは、4文字目になります。
(一番後ろの1は、検索を開始する位置を指定することができます。今回は左から1文字目から検索するので1となります。)
併用するとこんな感じです。
LEFT(B2,FIND(“/”,B2,1)-1)
FIND関数では、左から数えて空白を含めた文字数4という値が返されます。
「/」よりも前の文字をLEFT関数で抽出したいので、4-1=3という値になるようにFIND関数の後ろに-1を付けてあげます。
Marketの右側を抽出するには、今度は、RIGHT関数&LEN関数を利用するかSUBSTITUTE関数&CONCATENATE関数を利用します。
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RIGHT関数は、指定したセルの値を右から〇〇文字、取り出すことができる関数です。
LEN関数は、指定したセルに含まれる文字列の文字数をカウントします。
SUBSTITUTE関数は、指定したセルに含まれる文字列を置換する関数です。
CONCATENATE関数は、指定した値と指定した値を繋ぐ関数です。
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Poloniexの取引データの特徴は、手数料がBuyの方からマイナスされることです。
D列のTypeに入っているBuy又はSellは、Marketの左側の仮想通貨に関して、購入したのか、売却したのかを表しています。
なので、左側の仮想通貨がBuyの時は右側の仮想通貨はSellになります。
手数料がどちらの仮想通貨からマイナスされるのか間違えない様に注意してください。計算が大きく変わってきてしまいます。
仮想通貨同士の売買の時には、常にどちらかの仮想通貨で所得の計算が行われることになります。
なので、Market1で集計、market2で集計とそれぞれ分けて集計可能な状態にしていると後々、楽だと思います。ここ結構重要です。
どんな方法でも良いですが、単式で集計しようとするとかなり苦労することになると思います。
単式というのは、組み替えをしていない一番初めの状態をここでは指します。
参考にExcel置いておきます(フルVerじゃない)。
02poloTrade
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