ダイレクト納付(源泉所得税の納付)
ダイレクト納付とは、簡単に言うと「インターネットで納税ができる」というものです。
事前に税務署に届出をしておけば、e-Taxを利用して電子申告等又は納付情報登録をした後に、簡単な操作で、届出をした預貯金口座からの振替により、即時又は指定した期日に納付することができる電子納税の納付手段です。
ダイレクト納付(源泉所得税の納付書兼所得税徴収高計算書)であれば、電子証明書等を取得する必要はありません。
この時期は、源泉所得税の納期の特例を届け出ている中小企業や個人事業主が1月~6月分の源泉所得税を7月10日までに納めます。もちろん、原則通り、毎月納めている方もいらっしゃいます。
半年に1回であれば、それほど苦にはならないと思いますが、毎月となるといちいち金融機関や税務署の窓口に出向くことは面倒です。
ダイレクト納付のメリット
・金融機関や税務署に出向く必要がない。即時又は期日を指定して、指定した預貯金口座から引き出されます。
・利用料・手数料はかからない。
ダイレクト納付を始めるには、税務署に国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書を提出すれば、あとは、利用可能となるまで1か月程度かかるそうですので、今月の納付手続きには間に合いません。
届出書には、企業の基本情報と指定預貯金口座を記載するだけです。
少しの手間で、将来の時間を確保できるため、検討の余地ありです。会計事務所も導入しているところがほとんどでしょうが、導入していない会計事務所は関与先に代わって納付手続きができますし、提案してみても良いのではないでしょうか。
国税庁HP[手続名]ダイレクト納付の手続
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/nozei-shomei/annai/24100030/