ラーメン発見伝【マンガ】

今や世界で人気のラーメン。安曇野市・松本市でも様々なラーメン店が存在しています。私がよく行くラーメン店は、おおぼし 安曇野店です。うまいのは、もちろんのこと、私にとって魅力なのが、蔦屋書店豊科店が隣接していること。蔦屋で本を買って、本を読みながらラーメンを待つ。非常に便利です。もし、隣に蔦屋がなかったらこのラーメン屋に行く頻度は下がるでしょう。人によって、店に行く理由というのは、様々だと思います。「ラーメン発見伝」というマンガは、うまいラーメンを作るというだけでなく、「ビジネス」からの視点で書かれています。
「ラーメン発見伝」は、主人公の藤本氏が脱サラしてラーメン店を開業するまでの物語で、自分のラーメンの味を求めて奮闘していきます。藤本氏は、うまいラーメンが作れれば必ず繁盛すると・・・、しかし、人気ラーメン店の店主兼フードコーディネーターの芹沢氏は、フードビジネスは、うまいだけじゃ成功しないことを物語の中で藤本氏に突き付けていきます。芹沢氏が放つ台詞に「ヤツらはラーメンを食ってるんじゃない。情報を食っているんだ。」という言葉など、数々の名台詞があります。この言葉の真意は、マンガを読んで理解してもらいたいです。うまいのはもちろんのこと、うまいだけでなく、コスト、立地、情報などフードビジネスの成功の奥深さを痛感させられます。「ラーメン大好き小泉さん」など純粋にラーメンが食べたくなるマンガも大好きですが、ビジネスコンサルティングという切り口で描かれたこのマンガは、面白いだけでなく、勉強になります。