リボ払い 金利

 コロナ禍において、事業資金が…、生活費が…、ということがあるだろう。現在、コロナウイルス感染症対策として融資を受けることができ、金利も低い。
 しかし、そろそろ、それすらも尽きるという現象が起きるのではないか。そうなったとき、消費者金融からおカネを借りることよりもハードルが低い?せいか、カードを利用して、事業経費などを個人で購入する、当面の生活を重視する、などで分割払い、リボ払いを選択するということをしてしまいがちだ。おカネが用意できないからしょうがないじゃないか、と言われれれば、それは経営者の判断、個人の判断なので仕方ないと思うが、そこまでの事態になる前のおカネの管理などはどうだったのか、振り返って見てほしいと内心思う。
 金利が恐ろしいということを漠然としか把握していないのではないか。リボ払いを選択する前にシミュレーションをしてみてほしい、簡単に計算できるサイトも存在する。それを見て考えてほしい。

リボ払いの金利手数料は、
金利手数料=利用残高×金利×利用日数÷365日
で、計算される。

例えば、
・カード利用金額、100万円(事業資金になると上限までいってしまう場合が多い、あかん)
・リボ払いの金利が「15%」(リボ払いの金利、15%は実際の利用と比べてもそれほど、金利差はない。リボ払いの金利は恐ろしく高いのだ)
・利用日数30日(1ヶ月あたり)
・月々の返済額、3万円

だいたい、こんな感じだ。金利手数料は、
R2:135,275円
R3:98,692円
R4:56,686円
R5:11,144円
合計:301,797円の金利手数料を支払うことになる。
この状況にまでなっている人は、月々の返済3万円でも回らず、返済しても、すぐにカード利用を繰り返すので、金利手数料の支払いばかりで残高は一向に減っていかないだろう。

様々な事情があると思うが、その選択が将来どういう影響を及ぼすか、よく考えて行動しよう。