信州みらいチャレンジ保証
長野県信用保証協会
http://www.nagano-cgc.or.jp/news/documents/newschallenge.pdf
長野県信用保証協会は、「信州みらいチャレンジ保証」を創設し、10 月1日から取り扱いを開始しています。
事業承継等の経営課題に向き合い、その解決にチャレンジする中小企業・小規模事業者の方の保証料率を通常よりも0.2%引き下げる取り組みです。通常、0.45%~1.90%のところ、0.25~1.70%の範囲になります。
銀行から借入をする際、多くの場合は、銀行に支払う利息とは別に「信用保証料」というものを支払っているはずです。
信用保証協会は、会社が銀行の借入金を倒産などにより返せなくなってしまった場合、その返せなくなってしまった借金を、その会社の代わりに銀行に支払うことになります。銀行の利率と同様に、経営状況の良い会社は、保証料の負担は低くなりますが、逆に経営状況の悪い会社は保証料の負担が高くなってしまいます。
最近では、後継者が不在のため、経営状況は悪くないのに廃業にしてしまうケースも増えてきています。
また、経営者も危機感をもっている部分ではありますが、自社株式の譲渡に始まり、後継者と社員の関係、経営状況などなど、すんなり事業承継していうように見えていても、お話を伺っていると事業承継によって生じる影響というのは相当大きいです。何十年も会社を引っ張ってきた経営者が交代することになるのですから、当然といえば当然ですが。
保証料率が下がったところでどうなの?という事もありますが、こういうのをきっかけに少しでも事業承継に向けて動き出すということが狙いという事ですね。