Excel Select Case構文(給与所得控除)
給与所得控除の計算をSelect Case構文を使ったマクロVBAでやってみましょう。
Select Case構文
Select Case 論理式
Case 条件A
真の場合
Case 条件B
真の場合
Case Else
偽の場合
End Select
一つの論理式に対して、その値に応じた処理を実行することができます。
マクロVBAの記述、赤枠Select Caseの部分。
Select Case varRevenue・・・給与の収入金額(varRevenueは変数)
Case 1 To 1625000・・・1円~1,625,000円のとき(給与所得控除の最低金額は、65万円)
Case 1625001 To 1800000・・・1,625,000円超え1,800,000円以下のとき
・
・
・
Case 10000001 To 12000000
Case Is > 12000000・・・12,000,000円を超えるとき
Case Else・・・上記の条件に該当しないとき
End Select・・・分岐終了
給与所得控除の計算などのように、数値の大小により計算式が変わるような場合、条件によって処理が3つ以上に分かれるときには、IF Then構文を使うよりもすっきりします。数値だけではなく、文字列、複数条件など色々できます。Select Case構文とIF Then構文と書き方が違うだけです。論理式に基づいて条件分岐することに違いはありません。
Select Case構文でCaseAとCaseBなどの条件に複数合致する場合には、一番上に記述してあるCaseの処理しか実行しないです。例えば、CaseAとBの両方に該当してもAの方が先に記述されていればAの処理だけ実行しBの処理は実行されません。
給与所得控除額を自分で計算するケースは、ほぼないと思いますが、マクロVBAの練習に作ってみるのも勉強になります。
コメントを投稿するにはログインしてください。