Excel 条件付き書式 IF Then構文

ExcelのIF関数で、セルの書式を設定することが出来ません。IF関数のように書式についても条件分岐をしたいときには、条件付き書式を設定します。条件付き書式の使い方とマクロVBAで条件付き書式と同じような処理ができる方法です。

条件付き書式

条件付き書式の設定は、ルール(条件)を設定したいセルを選択し、条件付き書式タブからルールを作成します。
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論理式 =もし、セルの値が1,000,000円以上の場合
真の場合=1,000,000円以上のセルは、薄いピンク色の背景色を
偽の場合=1,000,000円未満のセルは、背景色の指定はなし

この条件付き書式を適用して、貸借対照表や損益計算書の値に大きな変動があった場合などには、すぐに気付けるようにすることやどこを注視しなければいけないかの目安が瞬時にわかるようになります。

マクロVBA IF Then構文

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赤枠で囲まれた部分です。ほかにも色々、気になるところがあると思いますが、無視してください。iは数字の2と考えてください。

If Cells(i, 3) >= 1000000 Then 論理式=もし、セルの値(C2)が1,000,000円以上の場合

Cells(i, 5).Interior.Color = 13551615 真の場合=セル(E2)は、薄いピンク色の背景色にする
.Interior.Colorは、セルの背景色を指定するプロパティで、13551615はRGB値で薄いピンク色を表しています。
Else
Cells(i, 5).Interior.Color = RGB(255, 255, 255) 偽の場合=セル(E2)は、白色の背景色にする
RGB(255, 255, 255)は、背景色の指定をRGB関数で表しています。

End If =分岐終了

背景色の書式設定などもIF Then構文を使って処理することが出来ます。このほかにもFormatConditionsプロパティを使う方法など色々あります。今回のケースでは、FormatConditionsプロパティの方が良かったなぁ。気になる方は、Google先生に聞いてみてください。