仮想通貨の集計のすすめ【第18回】~データ合算編②~

前回、仮想通貨の種類ごとにシートを分けました。

この状態でほぼほぼ計算に進んでも良いかと思いますが、もう少しやっておくべきことがあります。

基軸となっている仮想通貨は、「mkt1」、「mkt2」にも情報が入っています。
このままでも計算は出来るんですけど、「mkt1」に集約したいということで「mkt2」に入っている情報を「mkt1」へ組み替える作業をします(損益計算をする式を複雑にしないために組み替えるだけなので、組み替えなくてもおk)。

方法は、日付に順に一旦並べてあるのですが、「mkt2」で並べ替えをする。
並べ替えをすると「mkt1」に振り替えをしたい、行とI列からN列を切り取って、C列に挿入することにより「mkt1」と「mkt2」のデータが入れ替わります。
あとは、再び、日時で並べ替えをすれば、時系列に並べ替えが行われ、集計したい仮想通貨がすべて、「mkt1」の方に情報が入っている状態になります。

そして、もう1つ、計算に入る前に必ず確認しておいていただきたいのが、取引所の残高数量とExcelの残高数量が一致していることを確認してから計算に進んでください。
ここが間違っていると、結局、計算しても意味がありません。
間違っているということは、取引データに漏れがある可能性が非常に高いです。
その他にも、去年であれば、ETCがいつの間にか付与されていて、残高が合わなかったりします。
今年もBCHがあるので、その部分で残高にズレが生じると思います。
あとは、イベントの報酬関係なんかもダウンロードデータに含まれていない場合が多いです。
この辺が非常にキツイ部分で、なかなか残高が合わないジゴクに陥らない様に気を付けてください。
ここで確認して進まないと間違っていた時のダメージは更に増大します。

シートの右側に残高数量の列を作成しましょう。
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=IF(OR(D3=”Buy”,D3=”受信”),+R2+H3,+R2-H3)
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IF関数とOR関数を使います。
mkt1売買には、データ整理の段階で、Buy、Sell、送金(なぜ送信にしなかった?w)、受信のいずれか4項目が入るようにしています。
なので、Buyか受信に該当すれば+、Sellか送金に該当すれば-となるように計算式を組みます。
さきほど、「mkt1」と「mkt2」を組み替えたのは、このIF関数の計算式を複雑にしないためです。

次は、いよいよ計算編です。