仮想通貨の集計のすすめ【第14回】~Coincheck整理編③~

今回は、Coincheckから他の取引所やウォレット、決済などで送信したデータ整理です。

約定履歴や販売所の売買などと同じ体裁にするために整理をしていきます。
日付と日時の抽出の仕方は、第11回を参考にしてください。

今回のデータ整理で注目するところは、赤枠の「種別」、「事由」、「単価」です。
ここが一番、面倒な部分になってくると思います。
まず、「種別」ですが、Coincheckで送信履歴をダウンロードするとすべての仮想通貨の送金データを取得することができますが、初期情報として、BTCの送金なのか、ETHの送金なのかがAddressからしか読み取ることができません。
なので、Addressから判別又はCoincheckサイトの送金履歴側では何を送金したか確認できるので、それを見ながら入力することになります。
続いて、「事由」ですが、ここは任意で良いかと思います。Zaifに資金移動したとか飲食代で支払ったとかわかる範囲で入力していきます。
最後に「単価」です。ここも項目としては非常に重要なのですが、この時点で「単価」入力することができるのは稀なので入力しなくても構わない部分です。

「事由」がハッキリわかっていると集計作業は非常に楽になります。

あとは、基本的に組み替えをするだけです。手数料に注意するくらいです。
また、mkt2に関しては、送信の場合には、「事由」を入れておきます。ほかのmkt2の情報はなしでおkです。
これは、Coincheckで送信された仮想通貨が、他の取引所では、受取ることになった場合に重複しないように後々、利用するための仕様です。
それに加えて、日本円換算額はmkt1単価に数値が入らないので0ですが、気にしないでください(現時点で単価を計算することは困難です。約定履歴データなどと合わせたときに計算できるようになります)。基本的にここも後から入力する項目になります。

受け取る場合も送信と同様の内容になるので省略します。
但し、マイニングなどの事由がある場合には、少々複雑になってきます。
今回の目的としては、整理と集計なので所得(儲け)の計算側は一旦、棚上げです。

参考にExcel置いておきます(フルVerじゃない)。
送信
05CCSend
受信
06Deposit