日本はキャッシュレスに進むんだろうか
wired
http://wired.jp/special/2016/money-money-money/#
この記事を読むと、日本の現状って遅れてるなぁと思うと同時に、この国はキャッシュレスに進むのでしょうか。
個人事業主など小規模事業者の帳簿を見ていると、しばしば発生する現金どこにいった事件。個人事業主に限らず、小規模な会社であれば、事業に使うお金とプライベートなお金との区別をつけていない所が少なからず存在します。
上場企業などは大規模な会社は、粉飾して売上を水増ししようなんておかしなことを考える会社も極々稀にありますが、小規模事業者にとっては、いかに税金を納めずに済むにはどうすれば良いのかと考えるので、増やすのではなく、減らすという方向に流れます。
悪いことを考える方は、現金取引の売り上げを抜いたりします。不特定多数の人を相手の商売で、証憑資料を処分してしまえば、少額ならばわからない可能性は高いです。でも、やめてください。
そんなことをしない人達でも売上はきっちり集計するのですが、自分がプライベート(生活費など)で現金を使った分を事業に関係ないからので、無視してしまうことがあります。プライベートな領収書なんて持っていても経費になりませんから、当然といえば当然ですけど…。そうなってしまうと、帳簿の現金残高が日増しに増加していきます。事業主に質問をすると、そんなに現金残高はない。どこにあるんだと、どこにいったんだと逆に聞かれます。わかんないですよ、私は。預金やクレジットカード、電子マネーなどのように取引の履歴が残れば、まだわかりますが、現金で何にも証憑資料を残してなければ、生活費に使ったんじゃないの?ということを推測するくらいです。事業用に使った経費が漏れているのが一番、もったいないですよ…。こんなやりとりをしていると、現金取引なんて、なくなれば良いのにと思います。現金数える、銀行に預けに行く、引出、お釣りなどなど、面倒ですよね。
一方で、事業主にとって、クレジットカードなどの手数料は大きい。クレジットカードは安くても3%の手数料を事業者は支払うことになります。現金なら手数料は0です。
飲食店の原価率(料理を提供するための材料費などが売上に占める割合)を50%(率から考えると優良飲食店です。)の時。
現金と同じ利益を得ようとしたら、あと約6万円の売上を稼がなければ同じ利益を得る事ができません。
クレジットカードは、手数料だけではなく、チャージバックもあります。チャージバックは、不正利用などがあった場合には、クレジットカード会社から売上代金が入金されません。貸し倒れが発生することになります。
先進国、後進国、同じ先進国でも決済手段は様々です。しかし、キャッシュレスに進む方向は変わらないだろうなと思います。クレジットカード、電子マネー、ビットコインなど何でも良いです。使いやすく便利で安全な社会に進んでいけば良いですね。全部データでやりとりしてくれれば帳簿なんて不要になって楽になりそうなのになぁ。
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