ビットコイン(BTC)取引高11月15兆円超え【BTC(暗号通貨)】

日本経済新聞:12/18ビットコイン取引最高、11月15兆円超 9割が中国
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H9T_X11C16A2MM8000/

12/18の日経新聞の一面に掲載された記事です。ビットコインに投機、投資をしている人にすれば、これだけ、取引高が増えるという事は、好感すべきニュースです。

直近では、インド、ベネズエラの高額紙幣廃止。ベネズエラに至っては、高額紙幣廃止⇒新しい高額紙幣への移行が延期という、国の強制力によるハードフォーク、ブロック作れずみたいな状況です。
そして、それらに続くように、オーストラリアも高額紙幣の廃止を検討しているというニュースも流れています。

ビットコイン(BTC)の価格が日本円ベースでも円安の恩恵も受けて上昇中です。

更に、朝のニュースモーニングサテライトに、中国人民銀行が、高金利の財テク商品「理財商品」を、来年から定期的な監視の対象に加えると発表したというニュースが流れていました。理財商品は、「正規」の銀行取引とは別のシャドーバンキングの一種です。
昨日からの上昇は、これが要因なのでしょうか?

アジア経済ニュース:12/20財テク商品を監視へ、金融危機を防止
http://www.nna.jp/articles/show/1550447

と、ここまでは、ビットコイン(BTC)買っておこという流れです。

しかし、12/18のニュースで注目すべきは、取引高の9割は、中国という点です。
人民元の切り下げ、元安への警戒感があるにしても中国の取引量の大きさは、高額紙幣の廃止の流れがあっても、9割中国。

直近でも、誤報と思われるニュースがありました。
ビットコインニュース:11/4ビットコイン一時10%下落 中国の規制報道を受け
http://btcnews.jp/bitcoin-big-drop-8-percent/

ブルームバーグは、中国の政府当局が、中国から人民元が流出するキャピタルフライトの懸念をうけて、ビットコインを用いた送金の制限に向けて動き始めているとの情報を入手したとして報じた訳ですが、その後、そのような規制に関する情報は流れていません。

2013年12月、私は、日本経済新聞で、ビットコインの存在を知ることになりましたが、その時は、全く見向きもしませんでした。そんなもんが出てきてたんだなぁと流して終わったことを記憶しています。

2013年後半、ビットコインは、1BTC=1200ドル台まで、上昇した歴史があります。
しかし、2013年12月に突如中国政府が金融機関によるビットコイン取引を禁止し規制に動き出しました。中国人民銀行は、公的金融機関および決済機関はビットコインに値段を付けたり、売買したり、ビットコイン関連商品に対する保険を販売してはならないとする声明を発表したことにより、大幅下落。その後も下落を続け、200ドルも一時割り込む状況もあったようです。
個人間のビットコイン取引は、合法扱い、金融機関・決済機関ではない?取引所は、問題ないという事で、取引が今も行われている状況です。(ちょっと詳しい、法律はわかりかねますが…)

その時、保有していたら、まだ、含み損抱えてたままってことですよね。

もし、9割の取引高を占める中国に誤報ではなく、本当に規制が入ることになったとすれば、どうなるのでしょうか。

という、懸念もあるという事です。

ですが、2016年と2013年とは、同じ状況でしょうか。日本だけの視点で見ると、ビットコイン決済を利用できる店舗は増えてきているものの少なく、2013年と変わらず、投機目的だけに感じとれてしまうかもしれません。しかし、昔と比べると取引所もいくつもでき、スマホのアプリも充実など、着実にインフラ整備がされてきています。
法律面でも、来年から改正資金決済法が施行され、その流れを受け、平成29年度税制改正大綱によれば、ビットコインは支払手段として消費税が非課税という扱いになります。

Coin portal:12/11 2016年のビットコイン新サービスを振り返る
https://www.coin-portal.net/2016/12/11/15728/

海外に目を向けてみると・・・実際に海外行ったことないのでわからないです。
日本とそんなに変わらないんじゃないの?と思っています。

最近、ビットコインの価格が上昇しているなぁという事で、思ったことを垂れ流した訳ですが、ビットコインの未来は、明るいと思っています(スケーラビリティ問題などは、楽観視)。