会計システムと経理担当者
今日は、関与先第1号のお客様の暑気払いに参加してきました。料理もお酒もおいしくいただきました^^
この会社は、業務改善提案を積極的に取り組んでいますが、なぜ業務改善を行うのか。
もちろん、業務の効率化ということも大事ですが、改善など意見が通りやすい環境を整備すること、社員教育を重視しているからです。業務改善を通じて、考える力を身につける。言われた通りのことをただこなすだけでは、社員の能力は向上せず、企業の成長をする力は衰え、付加価値を生み出すことができなくなってしまいます。そして、改善などを提案しにくくなってしまった会社の社員はますます考えることを放棄してしまいます。
会計の仕事をしていて感じることも同様です。会社で経理担当者を募集しても、なかなか良い人材が来ないそうです。最近の会計システムはかなり優秀になり、会計の知識がなくてもある程度のものが出来上がってしまいます。作業を効率化でき、良いことなのですが、会計ができると応募してきても実際は会計伝票などの入力ができるだけで、会計を理解して業務をしている人は少ないそうです。入力作業の効率化は図られても、現状は、入力された情報が正しいかチェックする力、試算表から読み取る能力など、まだまだ必要です。会計システムが良くなればなるほど、経理担当者の考える力が衰えてしまっているのではないかと思います。将来的には、チェックする必要などもなくなる可能性が高いですが、会計システムに頼りすぎて、考えることをやめてしまわないように、気を付けたいものです。