会計(簿記)
会計、簿記と聞くと苦手意識を持っている人が実に多くいます。個人事業主や会社員、特に会社員でもマネージャークラスになれば、必須とも言える会計の知識ですが、専門知識までは学ぶ必要はないにしても基本をわかっている方は意外に少ないのではないかという印象です。
これまでの投稿でも、収入-経費=所得(所得税)、mPQ>Fなどは、損益計算書(PL)を主とした内容でした。会計、簿記を一から、基本から学ぼうとする場合に、損益、つまり儲けから見ていった方がイメージが付きやすいこと。会社がいくら儲けているのか、税金はいくら支払わなければいけないのかなど、知りたいことが損益計算書(PL)寄りであることから、損益計算書(PL)から学ぶという方向になっている気がします。
しかも、このような資料で、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を同時に学ぶ、学ばせようとします。
こちらの資料はかつて私が研修・セミナー用に作成した資料です。大概、このような感じの資料を使って説明をして、受講者がよくわからない状態に陥ってしまうという苦い思い出です。習うより慣れろ方式で勉強してきた弊害ですね。
しかし、本当に基本を理解したいのであれば、損益計算書(PL)ではなく、貸借対照表(BS)から学んだ方が理解できるのではないか、そして、同時に学ぶ必要がないのではないかと思います。歴史的にも貸借対照表(BS)の方が先に出来て、そのあとに損益計算書(PL)が出来たからです。貸借対照表(BS)を中心に考えた方が、専門用語オンパレードの世界でも、定義付けがしやすいです。
基本から学び直したいという方は、貸借対照表(BS)から始めてみては、いかがでしょうか。
貸借対照表(BS)とは、会社が今どれだけ財産を持っているか示す表。
損益計算書(PL)とは、会社が毎月、1年間でどれだけ儲かったかを示す表。
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