Excel関数CONCATENATE
Excelの関数には、数値の合計を計算するSUM関数など様々な関数があります。
その中でも、基本の関数でよくお世話になるのがCONCATENATE関数です。
CONCATENATE関数は、複数の文字列を結合して1つの文字列にまとめる関数です。
こちらは、現金出納帳の一部です。
Excelに入力した現金出納帳のデータを会計ソフトに読み込みたいときに、日付の読み込みは、年月日を1つの文字列として読み込みをするソフトが大半です。しかし、Excelの入力の際にいちいち年や月を毎回入力するのは、面倒です。なので、年と月、日は別のセルにした方が入力の手間が省けます。でも、会計ソフトの読み込みは…。そんな時に役立つのがCONCATENATE関数です。I列に記載されている数式の結果がH列に入っています。
=CONCATENATE($C$2,”/”,A6,”/”,B6)
C2のセル、年数を絶対参照($$で囲う)し、絶対参照をすることによって数式をコピーしてもC2のセルを参照します。
次に”/”は、年と月の間に/という文字を加えています。””で囲うことによって間にある文字を加えることが出来ます。
A6のセル、月を相対参照($$で囲わない)にしています。これだとコピーした時にセルの参照先が変わることになります。今回のExcelのように下に入力していく表のでは、下に数式をコピーする場合は、問題ありませんが、右側にコピーするようなときには、変な参照になってしまいます。これは、B6のセルも一緒です。
日付と同じように取引先と摘要についても、1つの文字列にするには、CONCATENATE関数を使います。会計ソフトによっては、取引先と摘要とそれぞれ入力する場合には、CONCATENATEする必要はありません。
また、取引先名をリスト入力できるようにして、なおかつ、取引先で摘要が決まっているような場合は、数式を組んでおくことでより入力の手間が省けるようになります。このようにExcelは色々と手を加えやすい点が良いですね。
ところで、帳簿(仕訳)に記載すべき項目には何があるのでしょうか。
参考になるのが、消費税法30条です。
・相手方の氏名又は名称
・取引を行った年月日
・資産又は役務(取引)の内容
・金額
これらが最低限、帳簿に記載しておくべき事項です。免税事業者については、もう少し省略できる部分はありますが、免税事業者であっても最低限、この4つの項目は帳簿に記載しておきましょう。
特に注意をしたいのが相手方の氏名と取引の内容です。どちらかが帳簿に記載れていないことがあります。税務調査でも、よほど酷い帳簿ではない限り、指導ということで済みますが、課税事業者の場合には、帳簿の保存要件として明記されてますので、漏れなく記載をしましょう。
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